原発事故避難指示区域の「まちの復興」
9月11

原発事故避難指示区域の「まちの復興」

2017年3月31日と4月1日に4町村の「居住制限区域」「避難指示解除準備区域」の避難指示が解除され、原発立地町の大熊町・双葉町全域と「帰還困難区域」を除き、原発事故避難指示区域は解除された。避難区域の面積は約1/3の約370㎢、避難区域人口は約81千人から約24千人となった。全域避難指示区域だった3町村(浪江町、飯舘村、富岡町)では事故後、初めて人が住んでもいいようになった。 1.「まちの復興」の実態 1)避難指示解除に向けて...

Read More
NUS的建築教育
9月08

NUS的建築教育

シンガポール国立大学(National University of Singapore、以下NUS)デザイン・環境学部建築学科(School of Design and Environment、 Department of Architecture)で教員を務めて4年目になる現在、NUS的建築教育に関して考察してみたい。 Architecture Curriculum-建築学科のカリキュラム...

Read More
避難指示解除後の自治体の現状と課題
8月21

避難指示解除後の自治体の現状と課題

1 はじめに 空前の、そして絶後であってほしい福島第一原発事故の被害は多岐にわたるが、ここでは全住民が長期間にわたって避難を余儀なくされた地区(避難指示区域。すでに解除された地区は旧避難指示区域と表記)について、復興の現状と課題を考えてみたい。...

Read More
縄文と弥生
8月16

縄文と弥生

古代日本の歴史から導かれた、明快な二つの日本らしさ <縄文と弥生> 過去の装飾を断ち切り無機質な外観をまとう近代建築に、風土や歴史を反映させることは可能か? 第二次大戦後まもなく世界中で問われたこの難題に対して、日本の建築系マスコミが準備した解答が「縄文と弥生」であった。...

Read More
伊藤寛「原発災害後6年間、その復旧・復興過程で考えてきたこと」
8月07

伊藤寛「原発災害後6年間、その復旧・復興過程で考えてきたこと」

1. 「伊藤さんが助役・町長時代に郷土出身の建築家・大高正人氏と三春におけるまちづくり・公共施設建設に取り組んできたことがその後のまちづくりの教訓として活かされているのでしょうか、また福島原発災害からの地域再生の思いにどう繋がっているのでしょうか。」 (1)大高正人先生のまちづくり思想 三春町のまちづくりや原発災害への対応は、三春町出身の建築家・大高正人先生から学んだまちづくりの思想と深く結びついている。 1)住民本位のまちづくり...

Read More
ぼっこでっこ建築隊、Re:Toyosakiへゆく。
8月05

ぼっこでっこ建築隊、Re:Toyosakiへゆく。

連載第3回/2015年6月27日/設計: 松村一輝 小学校が半ドンで終わる土曜日のお昼はいっつも、うどん。 そんなこと思い出しながら歩く大阪・豊崎の路地。道路の筈なんだけど植木鉢が並んでいたり、玄関出てすぐ道路とか。僕らが子供のころはそこでゴザを敷いて人生ゲームをしたり将棋をしたりした。そんな昭和チックな街だけど見上げると高層マンションが建っているし、子供たちは居ない(時間的にもまだ下校時間になってないのかな)。 あ、都会なんや。...

Read More
3 / 2512345...1020...最後 »