ぼっこでっこ建築隊、永倉町の住宅へゆく。
連載第4回/2015年7月26日/設計:魚谷繁礼 10代の頃、通っていた学校に1人だけ京都から通っている同級生がいて彼の家に遊びに行くというか、それに託けて京都の町で夜な夜な遊んでいたことがあります。京都の街は楽しくて週末など朝方まで遊ぶときは彼の親御さんに叱られるので更に市街地にある彼のおばあちゃんの家を拠点にして色々と出歩く日々を重ねていました。...
生命力ある生活と空間を求めて~インドネシアの学生、アトリエ、慣習村事情~
今年1月から単身インドネシアに渡り、現地の有名国立大学留学、ローカル設計事務所インターンシップ、慣習村でのフィールドワークを通して見えてきたインドネシアをここで一度振り返りながら、現地の大学教育から建築事務所、慣習村の現状をご紹介したい。 -何故インドネシアか- 修士課程までの24年間全てを東京で過ごす中で、一次的欲求が置き去りにされた都市での生活と毎日経験する不快のない空間に生き生きとした実感がなくなっていた。...
市区改正
「江戸」を「東京」へと変貌させた、日本近代都市計画の出発点 <市区改正> 明治期を通して、東京は近代都市への転換を目指してきた。そのために必要とされたのが「市区改正」と呼ばれる都市計画の前身であり、東京府知事が中心となり、さまざまな苦難を経て実現された。現在の東京の骨格を知るためには、市区改正の議論に遡る必要がある。 ...
住宅ストックと街の再生-住宅リノベーションの作法
コーディネーター:安藤正雄、布野修司、斎藤公男 パネリスト:魚谷繁礼、永山祐子 参加者:神田順、香月真大、長谷部勉、広田直行、宇野求、佐藤敏宏、古瀬敏、深尾精一、山岸輝樹、他 記録:長谷部勉、曽根大嗣 日時:平成29年10月5日(水)17時30分~ 会場:A-Forum(東京都千代田区神田駿河台1−5−5レモンパートⅡビル5階) 主旨...
住まいの再建とユニバーサルデザイン――福島における応急仮設住宅の調査から
1.はじめに 東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所の事故から6年9ヶ月が過ぎようとしている。避難指示が解除になっても、さまざまな理由で自宅に戻ることができない人は多く、住まいの再建ができないままの人もいる。...
原発事故被害者の集団訴訟と福島復興政策
福島原発事故の被害者による集団訴訟が全国各地に広がっている。北海道から九州まで20の地裁・支部に及び、原告数は1万2000人を超える。いずれも国や東京電力(以下、東電)の責任を追及するとともに、深刻で広範な事故被害の実情を明らかにし、損害賠償や汚染された環境の原状回復を求めるものだ。...
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