入札契約方式の多様化と建築設計 建築の設計と生産:その歴史と現在の課題をめぐって02
9月09

入札契約方式の多様化と建築設計 建築の設計と生産:その歴史と現在の課題をめぐって02

コーディネーター:安藤正雄 パネリスト:古阪秀三、森暢郎 コメンテーター:近角真一   参加者:深尾精一、平野吉信、志手一哉、小笠原正豊、吉田倬郎、斎藤公男、布野修司、広田直行、山岸輝樹、和田章、神田順ほか 記録:長谷部勉、船津友里亜   日時:平成28年5月31日(火)17時30分~ 会場:A-Forum(東京都千代田区神田駿河台1−5−5レモンパートⅡビル5階)   主旨...

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「自分ごととして考える」ことを促す認知実験のあり方
9月07

「自分ごととして考える」ことを促す認知実験のあり方

論文の概要 片山めぐみ、斉藤雅也、吉田淳一による「生体と観覧者の行動に基づく動物飼育展示施設のデザイン評価 —札幌市円山動物園 類人猿館改修デザインを事例として—」(日本建築学会計画系論文集,Vol.75, No.651, pp.1043-1052, 2010.5)を拝読して、評価実験のありかたについて思うところを議論したい。...

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熊本地震後の熊本城と多くの文化財建造物
9月06

熊本地震後の熊本城と多くの文化財建造物

1.指定文化財の一歩手前で 2015年夏、5名の学生とともに実測調査をスタートした。 熊本城も明治時代を迎え、城内にあった家老屋敷も外へ移動せざるをえなくなった。明治5年(1872)、城の北にある屋敷にすむことになり家老が建てたのが今回調査する建物であった。大きな池や築山のある庭園が今でも広がる。建物は庭のすぐ東に建つ。本来は庭の南にあったらしいが昭和初期に現在の場所に曳家したという。...

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都市史研究の新展開へ
9月01

都市史研究の新展開へ

法政大学陣内秀信研究室による長期にわたる一連の研究については、数多くの著作、報告書に示されてきている。その研究展開の軌跡については、近刊の陣内秀信『イタリア都市の空間人類学』弦書房(2015年10月5日)に示されており、本欄でも紹介したところである(http://touron.aij.or.jp/2016/01/150)。『東京の空間人類学』(1985/ちくま学芸文庫1992:“Tokyo, A Spatial...

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地盤変状で戸建て住宅が全壊するか?
9月08

地盤変状で戸建て住宅が全壊するか?

  1.はじめに 2016年熊本地震では益城町らで多くの戸建て住宅が倒壊し、多くの人命が失われた。建物の被害要因として地震動のみならず、「地盤変状」も指摘されている。本稿では、地盤変状が戸建て住宅被害に及ぼす影響を、戸建て住宅基礎の変遷とともに考える。 2.過去の大地震における被害事例...

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過熱するオーストラリアの集合住宅市場
10月01

過熱するオーストラリアの集合住宅市場

1.はじめに 現在、オーストラリアは自他ともに認める住宅ブームのさなかにある。その背景には、安定的な人口増加、シドニー、メルボルンなどの主要大都市への人口流入、個人投資家に有利な所得税制などの要因があるが、近年はそれらに加えて移民の増加、海外からの投資の増加が大きく影響しているとされる。...

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