伊東豊雄はどこへ行く?
台中国家歌劇院が10年がかりで竣工した。仙台で開催された第11回アジアの建築交流国際シンポジウムISAIA(International Symposium on Architectural Interchange in...
100年を見越したモノ派の鉄板造~構造家の挑戦としてのIRONHOUSE~
建築家の自邸評価を試みる本連載でIRONHOUSE は異色な存在だろう。なぜならこの住宅は構造家である梅沢良三氏の自邸だからだ。構造家の自邸であり、構造家自身が設計者として名を連ねるこの住宅の評価はいかなるものであろうか。盛夏の強い日差しの中、世田谷の住宅街に広がる深い緑を通り抜けて表れたのは、さび色の鉄の塊が鎮座したかのような強烈な外観を持つIRONHOUSE...
IRONHOUSEと私の住宅観
IRONHOUSEの設計依頼を梅沢氏より受けたとき、その始めに感じたものは、IRONHOUSEの建築主であり、構造設計者であり、かつ共同設計者でもある梅沢氏の、鉄を素材として建築をつくるという強い意志であった。 そしてIRONHOUSE というこの建築の名称もまた、梅沢氏によって名付けられたものである。...
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