『トンブクトゥ 交界都市の歴史と現在』
稀代のフィールドワーカーによる珠玉の都市モノグラフである。建築、都市計画の分野における住居、集落、都市研究にとっても、必読書と言っていい。...
『津波被災と再定住 コミュニティのレジリエンスを支える』
本書のもとになっているのは、学位請求論文『津波被災者の再定住地への移住関係の再編に関する研究―スリランカのインド洋津波からの復興を事例に』(京都大学、2012年1月)である。そして、この論文の執筆の最中に発生した東日本大震災の復興支援に論文執筆を中断して関わったその後の経験も踏まえて、大幅に加筆、修正したものが本書である。...
『ジェフリー・バワの建築 スリランカの「アミニズム・モダン」』
先だって、隈研吾・山口由美『熱帯建築家: ジェフリー・バワの冒険 』(新潮社(とんぼの本) 2015年11月27日)も上梓されている。ジェフリー・バワ(1919~2003)が亡くなったのは10年以上も前であるが、学位論文、高取愛子『ジェフリー・バワの建築思想に関する設計論的研究』(2012年、京都大学)もあり、時ならぬバワ・ブームの感がある。Robson, David (2002): Geoffrey Bawa: The...
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