震災21年の神戸から伝える復興まちづくりと市民まちづくり支援
阪神・淡路大震災から21年が経過し、東日本大震災からも5年が経った。大都市密集地区火災被害の阪神大震災・神戸における復興まちづくりの経験は、20年以上のふた昔前のものの上、地方沿岸集落津波災害の東北大津浪・三陸には、その災害の様相が全く異なるため、ほとんど役に立っているとは思えない。...
対談「泉幸甫×服部岑生」
10年寝かせて1時間で設計 服部:これまで、何件くらい設計されましたか。 泉:独立して35年間で、設計した建築は全部で200件くらいになります。そのうち戸建住宅は170件くらいで、あとは集合住宅や、小さなオフィスビル、美術館などです。 服部:泉さんは、ベテラン建築家として活動してきた35年間の思いを、どういう風に自邸に込めたのですか。...
十二単衣から考える現代住宅のリテラシー
而邸は、雨だった。 而邸は、雨だった。建前の夜に、現場に行き、親方たちと飲んだのは相当前で、また泉さんへのインタビューの日程がそれから時間がたち、また一回建築雑誌で感想を書き、さらに3年ほどたち、その間の思いといささかの思考の積み重ねられた気持ちを今急に書くので、冷静な論理づくりに至っていない文章のいいわけを最初に読んでください。...
アーキニアリング・デザイン 凱旋展 2015
2008年、建築会館からスタートしたAND展は約8年間でさまざまな形での巡回展等を行ってきたが、その開催数は21回となった(表1)。当初制作された約120点の模型の数も次第に増え各会場ごとに新しく参加した作品も加えるとおそらく200点をこえると思われる。 表1 アーキニアリング・デザイン巡回展一覧 1.全国巡回展 2008~2010(11会場)...
ともにつくる工務店を、創る
建築の大学院を卒業後、どこにも就職しない決断をした。面白いもの・新しいものをビジョンなく標榜する建築教育やアトリエ組織のあり方が、誰のために、何のためになるのかが、当時の自分には理解することができなかった。...
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