建築作品小委員会選定作品レビュー《Bamboo Theater》
ネットワーク的コンテクストから「かたち」を結晶化させる
Crystallize "form" from contexts related to network

発表:能作文徳
司会:川井操
レビュアー:川勝真一、辻琢磨、吉本憲生、和田隆介
記録:土器屋葉子(滋賀県立大学)
2017/6/30収録@日本建築学会会館

作品選定の経緯

川井操:前回の座談会「いま建築作品はどのように語られるのか?」では、これまでの建築作品小委員会企画の総括をしました。そこでは今後の選定作品を決定していく上での指標を3点ほど掲げました。まずは混沌とした状況論を整理した上で作品論に寄って議論すること。次に日本建築学会からの発信という点でも既存のメディアでは取り上げられないテーマ性・建築作品を発掘すること。最後にアジアや世界史的文脈を踏まえてグローバルな建築状況をタイムリーに伝えること。
そこで今回、建築討論13号建築作品小委員会の選定作品として能作文徳さんによる設計作品《BAMBOO THEATER》を取り上げます。
本作品の選定理由として、まず「ライスフィールド」というコンセプトです。それは単純に国家単位を括るものではなく、アジアの文化伝播や領域に通じる普遍的なアプローチだと感じました。かつて「建築と農業」は自然の物質循環の中で一体的に扱われていました。「ライスフィールド」という捉え方は、近代化の中で分断された両者の関係を再考する機会を与えると思いました。
続いて、海外プロジェクトにおけるプロジェクト体制です。現地の現地コラボレーターとの連携が作品プロセスを決定していく上で大きなファクターであったといえます。
そして竹構法へのアプローチです。竹を建材として使用する際に問題になるのが腐食です。ここではある薬品に漬け込むことで竹を腐食から防いでいます。そして乾燥機にかけるために生じる建材のカットが必要とされず、竹の大きさそのままで使うことを可能としています。また竹材は接合部の処理が難しいのですが、伝統的な技術をアレンジして素朴でユニークな接合を用いています。
以上の3つの観点から本作品を選定しました。

《Rosario Encarnacion-Tan’s Bamboo house》

能作文徳:この作品では、米を主題にして、米のネットワークを遡ることを試みました。その中で米農家で使われている竹に出会い、さらに現地コラボレーターとなって頂いたRosario Encarnacion Tanさん(以下、通称Ning)がこの建築を成立させるために欠かせない存在でした。まずは竹でつくられた彼女の自邸《Rosario Encarnacion-Tan’s Bamboo house》から紹介します(fig.1)。

fig.1 《Rosario Encarnacion-Tan’s Bamboo house》

場所はマニラから1時間ほど離れた郊外にある住宅街にあります。周辺環境は道沿いに間口の大きな住宅が並んでいる地域ですが、家の裏側には田園風景が広がっています(fig.2)。

fig.2 裏側に広がる田園風景

Ningさんは、現場の施工や構法から建築を学び始めたそうです。その中でも熱帯気候の地域で伝統的に使われてきた竹という素材に着目されました。フィリピンの竹は肉厚なので構造的に利用可能であることが特徴です。竹という素材全般に共通することですが、生育のスピードが早く物質循環しやすいのが大きな特徴です。一方で、現在では竹の需要が少なくなり、管理できなくて困っているという状況です。そこで彼女は、竹を建材としてうまく使用すれば物質循環の中で回していく仕組みができるのではないかと考えました。
彼女の自邸では、竹一本を構造材として使うのではなく、クラスターのように柱と梁を束ねて結び強度を持たせています(fig.3)。材と材の間に隙間が生まれるのですが、それが建物全体の軽快さを生み出しています。ガラス等は一切用いていません。強風時は建物がしなやかに揺れるそうですが、建物自体が揺れることで部材が壊れることなくうまく風の力を逃しています。家の中にいても、どこからでも心地よい風が入ってくる。基礎には、鉄筋コンクリートが使われていて地下1mほど竹が埋まっています。まず鉄筋を組み、そこに竹の柱をさしてコンクリートを打ちます(fig.4)。

fig.3 クラスター状に束ねた柱と梁

fig.4 鉄筋コンクリートの基礎に埋め込まれた竹柱

床には、30mmほどに割いた竹を敷き詰めています。隙間から下の階が見えて、宙に浮いているような不思議な感覚がします(fig.5)。階段は、竹に穴を開けて竹を差し込んでつくられています。あまりやりたくはないそうですが一部をボルトで補強しています。屋根材には、ヤシの葉っぱを葺いています(fig.6)。

fig.5 割いた竹を敷き詰めた床

fig.6 天井

竹材同士の接合には、ナイロン製の釣り糸を使用しています。これは釣り糸自身が紫外線に当たることで収縮してより強くなる性質を持っているからだそうです。接合に基本的には鉄釘を使用しません。部材をつなぐために半分ほど竹釘を刺し込み、突起した部分を引っかかりにしてナイロンで縛り接合しています。
冒頭のお話にもありましたが、建材としての竹で一番の問題になるのが、虫に食べられたり腐食によって構造的に弱くなることです。そこで彼女はボラックスという薬品を使用して、竹材に染み込ませます。その主成分はホウ酸です。ゴキブリ退治に使うホウ酸団子と同じような成分だと思います。まず竹にその薬品を浸して根元から吸い込ませます。表面にも虫がつかないように水に溶かしてペンキの要領で竹に塗ります。このようにして害虫対策と防腐をします。
設計図もきちんと作成した上で施工されます。竹材は径を根元150mm、先端50mmと想定しています。建設にあたっては、いつも施工をお願いする地元のコンストラクターがいるそうです。
この家を訪問するきっかけとなったのは、彼女と共同設計者としての契約を結ぶ際に招待されたことです。そこで素敵な朝食を頂き、半日ほど過ごしたのですが、心地よい風がファーっと室内に吹き込みます。そして隙間から差し込む細かな光の粒がとても幻想的でした。現代建築では体験したことのない空間で、総じてとてもレベルの高い建築でした。

fig.7 屋内の様子

ライスフィールド

能作:続いて《BAMBOO THEATER》制作の経緯を簡単にお話しします。この企画は国際交流基金主催でアジア4地域—ジャカルタ、クアラルンプール、マニラ、バンコク−で開催された若手アーティスト、キュレーターを招いた美術展の一つで、その中のマニラで行われた美術展[Conditional Report : ALMOST THERE] に出展しました。日本からのキュレーターやアーティストの国際交流に力を入れたいという思いから、私が招待建築家としてフィリピン大学付属ヴァルガスミュージアムでインスタレーション作品を制作することになりました。キュレーターは日本側から崔敬華(チェ・キョンファ)さん、フィリピン側からパトリック・D.フローレスさんの共同で進められました。

fig.8 [Conditional Report : ALMOST THERE]

オープニングレショプション@ヴァルガスミュージアム敷地は、ヴァルガスミュージアムの前庭にある少し窪んだ形状の土地です。1.5mの高低差があります(fig.9)。特に手入れもされてはおらず、ヤシの木などが一部生えているような環境です。
キュレーター側の要望は、ここで演劇やパフォーマンスをする場所を作って欲しいことでした。ただ、いわゆる一般的な舞台だと「みる・みられる」の関係性になってしまうため、もう少し相互に緩い関係性の舞台を作ってほしいと要望がありました。

fig.9 ヴァルガスミュージアム前庭に建つ《BAMBOO THEATER》

作品のコンセプト「ライス・フィールド」にたどり着くまでに紆余曲折あったのですが、何を作るのか悩んでいた時に、ふとフィリピンの主食が「米」あることに、単純に安堵感がありました。これが何かアジアを繋ぐ要素だと気づきました。アジアの交流というのも趣旨だったので、米に関係する建築が何かできないかと思いました。まずは米の売っている市場へ行ったところ、袋がカラフルで面白いと思いました。そこで見つけた米袋を使用してサーカス小屋のような建築ができないか考えました。
さらにその翌日に米農家へ行きました。その道中で庭に株立ちの竹があるのを見つけたんです。フィリピンでは、竹は1本1本の単体ではなく、株立ちで生えている。竹は小屋や柵の他にも、籠などのいろんな生活道具や農機具にまで使われている。ここでは、未だに建築と農業が暮らしの中で融合していることに気づきました。
現在社会では、いわゆる「建築は建築、農業は農業」というように分断された存在として捉われがちですが、元々は自然の中の物質循環で生み出されるものは建築でも農業でも使えるというのが一般的でした。そこで建築と農業が一体的に感じられるインスタレーション作品を作ろうと考えました。
最終案は、竹で三角形の単純な櫓のような物を作り、そこにサーカス小屋の屋根のように米袋を葺きました。対象地の傾斜が窪地になっていたので、そこに縦穴式のように竹組を掛けて繋ぎ材を入れて大きな空間を作りました。
始めは、13.6mの高さのものをつくる予定でした。竹は現地では高層ビルの足場などにも使用されているため、高い建物も可能で安価に建設できると考えました。
建設にあたって、まずはNingさんより竹の産地を紹介してもらい、伐採することから始めました。伐採してすぐにボラックスを吸い込ませて敷地まで運搬します。最初に想定した高さが13mの建物だと基礎を含めて15mの竹が必要になる。現地にはそこまで大きな竹はなく、竹を継ぐことも考えたけど、Ningさんから「1本で作ったほうが絶対に格好いいよ!」と提案されました。最大12mまでの竹なら採れるため、調整をして最終的な建築の高さは11mに決まりました。基礎はスチールのシートでシリンダー状の型枠を作り鉄筋を組み、そこに竹を差し込んで、コンクリートを打ち、土に埋め込みます。
接合部分も、Ningさんの自邸と同じ手法です。まず梁と母屋を竹の釘で接合します。そして竹の釘を栓にして結びつけるようにナイロンの釣り糸で縛りあげます。一般的には紐で縛る事が多いためあまり主流ではないようのですが、この構法はNingさんが長年の研究開発でデベロップさせたものです。
そして、米倉の形式から派生したという神社をイメージさせるような建物にもしたかったので、上り梁の上端部分をあえて少し出すことで千木のように仕上げました。
そして屋根材として、市場で見つけた数種類の米袋を貼り合わせました。貼り方はいろんなパターンをスタディしたのですが、最終的には縦に同じ種類を配置し、色味が段階的に変化するようにしました。初めは廃棄された米袋を利用しようと考えたのですが、それを見つけ出すのが難しくて最終的には新品のものを問屋で購入して使いました。中から見ると、ステンドグラスのように透けて幻想的な感じになります(fig.10)。

fig.10 屋根材として使われた米袋

竹の現代建築は、コロンビアの建築家Simon Velez、ベトナムのVo Trong Nghiaの作品に代表されるように曲げてしならせたものなどが多いのですが、ここでは伝統的な建材の使われ方でもあって、単純な構成が良いと思い、直線材として利用しました。
竹の現代建築は年々増えているように思います。ヨーロッパ型の建築の規範からはでてこない、竹の産地から出てくる、熱帯的、アジア的な建築ができているように思います。

ネットワーク的コンテクストから「かたち」を結晶化させる

川井:それでは皆さんから能作さんのプレゼンテーションを受けて率直な感想と質問をお願いします。
吉本憲生:まず、Ningさんの自邸をみたときに竹の部材が規格化されていないことが、冗長性のようなものを生み出していると感じました。《BAMBOO THEATER》については、「みる、みられる」の関係性を崩した劇場建築としての場の作り方も面白い。ここだからできる、この条件だからこそできる、という建築でもあると思います。
辻琢磨:アーティストとして滞在しながら、文脈を読み解き、一つにまとめる構想力はとても建築的な行為だと思います。そして建築を設計してつくることがおおらかにできる場所性があるのが良いですね。例えば日本だと屋根のような形状を作ろうとした時、アートだとしても内部空間はしっかりと確保しないといけないなどの制約が発生することもあります。ここではつくり方がダイレクトにみえて、建築の構成もシンプルです。そういった部分で、東南アジアの風土というものを感じさせているように思います。
そこで質問ですが、こうした潤沢な文脈のある環境においてこれらを統合する瞬間、つまり「設計」を意識した瞬間はあったのでしょうか?
能作:まずはコンテクストをどう考えるかすごく悩みました。最初は、アメリカ軍が駐在して持ち込んだジープいわゆる「ジプニー」を利用したものを考えました。ジプニーは今でもフィリピンでは乗り合いのタクシーとして転用されて、デコトラのようにして町中を走り回っています。そこでジプニー工場を見学した際に、37℃の猛暑の中、鉄の塊を見た時に「これは思っていたより危ない、人の居場所にはならないな」と率直に思った。ジプニーを利用した制作で話が進んでいてスケジュールも密に組まれていたので、そのコンテクストが使えなくなった事で途方にくれていました。キュレーターからは代替案を問われていて、どうしようか考えている時に、フィリピンのレストランで米が出されたんです。何か日本人として安心しました。そこで、アイディアが色々と繋がっていって米を利用したものができないか考え始めました。現地に行って感じた事をどういう風に広げられるのかの方が重要じゃないのか。そして「ライス・フィールド」と設定したことで、これまで考えていたネットワーク型のコンテクストの読み取り方もできる。そうしたらいろんな遡りもできるし、リンクして繋げる事もできる。
建築としては、敷地を見た時に窪んでいるため道路から見た場合に舞台が見えない。そのため、何かシンボル的なものがあった方がいいなと思いました。また、なるべく単純な構法にしようと考えました。
吉本:能作さんが現地で感じた要素がいろんなところに散りばめられていて、そこから出発しているあり方が面白いです。単純にアートとして見てしまうと米袋を使うのも単なるインスタレーションだと思われがちですが、現地での気づきの仕方、読み取り方が面白く、そこに建築的な視点があるように思います。
川勝真一:いわゆるアーティストだと、ジプニーの政治性に着目してしまうと思うのですが、能作さんが現地でまさにそのことに違和感を感じ取ったことが何より大きいですよね。建築からアートワークに向き合う上でとても良い進め方だと思います。
能作:この展覧会では、他のアーティストの作品の中には政治性の強い作品もあります。例えば市民運動家の遺品を集めてその親族を呼んで葬式をやったりだとか。だけども実は米も宗教や国土がすごく関係している。米を備蓄する倉庫から宗教が始まり、権力の差が生み出されて、米を生産するために灌漑や歩道といった土木工事もされてきました。東南アジアの米倉が神社形式としても発展していった。
川井:ドンソン銅鼓といって亜熱帯に共通して出土する青銅製の太鼓があります。収穫した時にならす鐘です。これは東南アジア一帯で同じものが出土しています。またこのエリアはオーストロネシア語族とされ、元々共通の言語形式をもっていた種族なんです。建築形式も高床式だったりして共通する点が多い。国境はまたぐのですが、民族学や建築学的にも普遍的な要素がいくつもあります。
吉本:一方で米に注目したことと、竹によるこの建築の形態のあり方が直接的に繋がらないようにも思えるのですが、どうでしょうか?
能作:調べてみたり色々と話を聞いたら竹は稲作のいろんな場所で使われています。例えばこの地域では稲穂を干す稲木や櫓も合掌造りのようにして竹を使っています。
川勝:11mという高さは工業的な建材で決まった高さではなく、伐採した竹の長さで決まった高さですよね。それは生産性や流通における工業的な合理性ではないけれど、別種の合理性、必然性によってスケールが決定されているのが面白い。素直なつくり方、建ち方に見えて、「基礎が斜め」という点が、この建築の質を決めている気もします。
辻:柱材である竹と基礎のコンクリートを一緒に固められるのも魅力ですよね。土台の上にアンカーで固定する木造ではこの構法はできない。
吉本:フィリピンという文脈の中でこの建築ができたとして、日本ではあるいは他の国ではどう考えることができるのでしょうか?この作品にみられる、能作さんのコアとなる考え方は何でしょうか?
能作:アクター・ネットワーク論[1]でも述べているように、ネットワーク的にコンテクストを捉えるのは、基本的な姿勢であり、どこにでも応用できるものだと考えています。
辻:ネットワーク的にコンテクストを捉えて、取捨選択しながらそれらを寄せ集めて建築に統合していく。その時の場面場面の判断基準がとても気になりましたし、それが建築に大きく影響して、建築家の個性として現れていると感じました。
川勝:上り梁を繋ぐ水平材はやはり必要だったのですか?
能作:絶対に必要とは言えないのですが、三角形といえども基礎梁でつながっていないので、若干不安定ですよね。そして水平材を入れることで米倉的な雰囲気も与えています。また柱は竹の接合部の特性を考えて2本で一組とました。できるだけものの性質に沿って形を作りたいという思いがあり、竹の長さを活かしたり、米袋は四角形なので、葺きやすいように切妻の形状にしました。

fig.11 作品解説をする能作氏

辻:ある秩序を埋め込んでいく作業でもあったと思います。梁や基礎のピッチにある程度反復させる寸法を与えたからこそ出来上がったプロポーションですよね。
能作:ある形式を考えていく時に、自分の頭の中だけでは考えることはあまりしないです。ものから語りかけてくる要素をブラッシュアップさせて、そこから形式を結晶化させていきたい。どのプロジェクトでもそこはすごく大事にしています。
辻:例えばtomito architectureの《CASACO》と比較するとネットワーク的なコンテクストへの入り方は似ている。ただその抜き出し方や切り取り方、統合の仕方が違っていて、結果的にそれが建築の違いとして大きく表れている。
和田隆介:能作さんの話を聞いていると、《BAMBOO THEATER》は仮設的なインスタレーションであるにもかかわらず、コンテクストから構法までかなり一貫して構築的に考えられているように感じました。一方で、《CASACO》はもう少し場当たり的ですよね。ただそれによって、形式とプログラムがズレることによる面白さや、何とも言えないコラージュ的な魅力が生まれているのも事実だと思いますが。
能作:最後になりますが、なぜ屋根材を藁ではなくて米袋を使ったのかというと、大量生産品と自然物を混ぜ合わせたかった。それは、農業と建築を混ぜ合わせたかったのと似たように、竹のような自然物と大量生産品といった人工物を混在させようと思いました。我々はあらゆるものが混ざり合った世界に生きている。その中で何ができるかを表したいと思いました。

  1. 能作文徳「建築におけるアクター・ネットワークとは何か《高岡のゲストハウス》」『10+1』WebSite 201502
    http://10plus1.jp/monthly/2015/02/issue-04.php

能作文徳

建築家。1982年富山県生まれ。2012年東京工業大学大学院博士課程修了。博士(工学)。現在、東京工業大学大学院建築学系助教。2010年「ホールのある住宅」で東京建築士会住宅建築賞受賞。2013年「高岡のゲストハウス」でSDレビュー2013年鹿島賞受賞。主な著書に『コモナリティーズ ふるまいの生産』(共著、LIXIL出版、2013)、『シェアの思想/または愛と制度と空間の関係』(共著、LIXIL出版、2015)。第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築出展(審査員特別賞)。

川井操

1980年島根県生まれ。2010年滋賀県立大学大学院博士後期課程修了。博士(環境科学)。2013年 東京理科大学工学部一部建築学科助教。2014年−滋賀県立大学環境科学部環境建築デザイン学科助教。

川勝真一

RADディレクター/リサーチャー。1983年兵庫県生まれ。2008年京都工芸繊維大学修士課程修了。2008年RAD開始。

辻琢磨

建築家。1986年静岡県生まれ。2010年横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSA 修了。2010年Urban Nouveau。2011年メディアプロジェクト・アンテナ企画運営。2011年403architecture [dajiba]設立。2015年大阪市立大学非常勤講師。2015年-滋賀県立大学非常勤講師。主な作品として《渥美の床》《海老塚の段差》など。《富塚の天井》にて第30回吉岡賞受賞。

吉本憲生

近現代都市史研究。1985年大阪府生まれ。2014年東京工業大学大学院人間環境システム専攻博士課程修了。同年博士(工学)取得。2014−2015年東京工業大学特別研究員。2014年−現在横浜国立大学大学院Y-GSA産学連携研究員。第5回ダイワハウスコンペティション優秀賞。2012年度日本建築学会関東支部若手研究報告賞。

和田隆介

1984年静岡県生まれ。編集者。明治大学理工学部建築学科卒業。千葉大学大学院工学研究科修士課程修了。2010-13年新建築社。13年よりフリーランスとして仕事を始める。13-14年東京大学学術支援専門職員。15-17年京都工芸繊維大学特任専門職員。

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